上司の一言で始めたRPAの情報収集。
文系のわたし、いちいち知らない単語で引っかかる。
検索をかけたら、また新しい単語に引っかかる・・・もはや芋づる。
気づくと、情報調べだけで数時間。
うそでしょ。
そんなわたしに、「WinActorとUipath、違いってなんなの?」なんて疑問をふっかける上司って見る目がないと思う。
うん。
WinActorとUipathの違い
両方とも、最終的に同じことができる。
事務処理の自動化をするためのロボットを作るって目的のツールだから。
でも、違う。
画面や、使い方や、教育教材やなんか、みんな違う。
一太郎とwordくらい違う。
Lotus123とExcelくらい違う。
WinActorは、純国産ってうたうだけあって、全部日本語対応。
画面の表示もカラフルで、やわらかい。
だけど、教育環境に関してはケチ。
初級の、ほんのさわり部分しか、無料でためさせてくれない。
しかもそのほんのちょっぴりな無料教材でさえ、1~5章のうち4章がまるまる抜けているっていうつくり。
これ、わざとなの?
Uipathは、海外製。
日本語対応をしているけれど、気づくと英語サイトに飛んでいて、およよってなる。
ツールの画面も実にシンプルで、理系の香り。
プログラミングの知識いらないって言うけど、すでに画面が理系の表情だし。
ただ、グローバルなだけあって、超太っ腹。
学習環境なんて、初級から応用まで無料でばっちりそろってる。
自分目線で選ぶなら
わたしが選んでいい、というのならばWinActorを選ぶと思う。
とっつきやすい。
直訳っぽい単語に、いちいち引っかからないですむ。
英語に自信がまったくない。
ようは、好み。
最初の一歩を好みで選んでいい、というのなら、ええ喜んで。
選択基準は「好み」ではない
でもツールの選択は、個人ではない。
企業だ。
それを導入する企業が、どっちを使うかによって、その先の仕事が決まるんだよね?
現状、国内シェア1位はWinActorと言われている。
でも、Google検索1位はUipath。
それってつまり、企業の注目度はUipathが勝っているってこと。
わが社が相手にしている企業は、どちらをやりたがってるの?
そこ、サーチするのが必要なのであって、初心者ペーペーのイチ社員に「違い」を聞いたところで何も進展しない。
数日、調べてそんな結論を出した。
文系はまず、ひとつに絞る
プログラミングに精通している人なら、両方を勉強しても戸惑わない。
むしろ、知識が深まっていいと思う。
一太郎とWord、両方知ってる人は、その時代重宝したから。
でも、文系にはちとキツイ。
両方を一緒に始めると、頭が混乱してしまうし、習得にも時間がかかる。
だから、文系が初めて学習するには、ひとつのツールに絞るべきだと思う。
好みは置いておいて、ちゃんと必要なツールを把握してから学ぶべきだ。
だって、勉強したらきっと、そのうち慣れるから。
最初は取っつきにくくても、やがて理解する日が必ず来る(はずだ)から。
そんなレポートを上司に送ってみた。
こんなレポートを上司に送っても怒られない会社、嫌いじゃないぞ。
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