よい気候になってきました。
春ですね。
・・・と、のんびり談笑していられません。
ほがらかな春は、アシナガバチの巣作りスタートの時期。
まだ蜂の活動が活発ではないこの時期(3、4月)を制する者こそ、アシナガバチ(の巣)を制する覇者!!
アシナガバチの生態を知る
戦いはまず、敵を知ることです。
アシナガバチは、ハチ目スズメバチ科アシナガバチ亜科に属するハチの総称です。
スズメバチ科ですが、スズメバチよりも攻撃性は低く、イタズラしたり、急に脅かしたりしなければ、たやすく人を刺しません。
でも、洗濯物や布団などにくっついているのを知らずに取り込んだりすると、ハチにとってはいい迷惑。
「攻撃したな、コノヤロウ」って具合に、刺されることもあります。
実は、わたしの母もその一人。
隠れていたアシナガバチに気づかず、洗濯物をたたんでいるときに刺されました。
アシナガバチの毒針は、産卵管が変化したもの。
なので、毒針を持つのはメスのみ、ということになります。
具体的には、女王バチと働きバチだけ(働きバチはすべてメス)が針を持ち、刺します。
オスは、針を持ちません。
基本的に、アシナガバチはみんなその年限りの寿命です。
ただ唯一、前年の夏頃に誕生した新女王蜂だけが冬を越えて生きながらえます。
冬眠から目覚めた女王バチは、春になると巣作りをスタートするのです。
つまり巣作りをスタートする4月~5月、女王バチは単独行動していることになります。
女王なのに、ほんと働き者です。
この時期は、冬眠あけでおとなしく、ほとんど反撃してきません。
せっせと新居の場所探しをしている女王陛下には申し訳ないですが、巣の駆除や、そもそも巣を作らせないために、このタイミングを逃してはいけません。
なお、アシナガバチについての情報は、アース製薬のサイトがとても見やすく、勉強になりました。
ダミーのハチの巣効果は?
わたしは、現在の家に2016年に越してきました。
すぐ近くに森がある、自然豊かな場所なので、多少の虫の発生などは覚悟していたのですが・・・2度目の春、2018年にベランダにアシナガバチの巣を発見。
まだ作り始めだったので、すぐに駆除することができました。
でも、アシナガバチは毎年同じ場所に巣を作ることが多い虫。
それ以来、初夏はアシナガバチと戦い続けています。
2019年に試したのが、こちら。
天敵であるヒメスズメバチの巣に似せた、丸いボールを吊るすことで、ハチの巣を作らせないという作戦です。
「ダミーのハチの巣を新聞紙で作る」という情報を知り、雨風に耐えられるようビーチボールを代用しました。
結果として、2019年~2022年とアシナガバチの巣を作られずに済んでいます。
ほっ。
かなり高い効果が出ている気がします。
もちろん今年も、このボールにお世話になるつもりなのですが・・・。
実は、ビクビクしていることがあるのです。
それは、なんと去年、すぐ近くの家に巣が作られたこと!
屋根の通気口のところに、何匹もアシナガバチが出入りしているのを見かけたのです。
わが家に出来なくても、ご近所さんにハチの巣が出来たら同じことじゃないっ!?
そして、もう一度言いますが、アシナガバチは毎年同じ場所に巣を作ることが多いのです。
イヤーーーーッ。
巣作り阻止スプレー
そこで、今年はダミーのハチの巣に加え、巣作り阻止スプレーを利用することにしました。
リンク
アース「ハチアブスーパージェット」です。
これのいいところは、駆除にも使えますが巣作りを阻止する効果もあること。
軒下や物陰など、巣が作られそうな場所に、シューッとスプレーします。
1平方メートルあたり5秒ほど噴射しておくと、1ヶ月ほど効き目があるそうです。
アシナガバチの巣作りは4~5月から始まるので、その前の3~4月にスプレーしておくとよいのではないでしょうか。
かなり強力なジェット噴射だったので、ストレス解消にもなりました(笑)
ひと缶、約35秒ですべて噴射されてしまうそうです。
虫よけスプレー
そして、さらに虫を寄せ付けないスプレーも併用。
リンク
同じくアースの「虫こないアース あみ戸・窓ガラスに」です。
こちらは、あみ戸や窓ガラスにスプレーするだけで、
害虫の虫よけ・殺虫効果を発揮します。
害虫にはハチのほか、カメムシ、ブユ、アブ、ガ、チョウバエ、ユスリカ、羽アリなどが含まれています。
だいたい4ヶ月くらい効果が持続するようなので、やはり春先からスプレーしておくのがベストだと思います。
むすび
今年は桜の開花も早いので、おそらくハチの活動開始も早いのではないでしょうか。
アシナガバチの巣は、できてからの対応より、作られる前の予防のほうが簡単だし、安全です。
まさに、先手必勝ですよね。
今年も、アシナガバチに屈せず、こどもたちと一緒に楽しい夏を過ごしたいと思っています。
\この時期気になる虫/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、何かのお役に立てば幸いです。
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