家事の中でも、「料理」が苦手です。
考えるのも、作るのも、後片付けも、どれも得意な部分がない。
電子レンジと湯煎のおかずをメインに、今までの食卓を乗り切ってきたと言っても過言ではないです。
そんなわたしが。
そんなわたしが!
炊飯器をやめて、土鍋でご飯を炊き始めて2年になります。
炊飯器、やめました
お米を入れて、ピッとするだけで美味しいご飯が炊きあがる。
こんな素晴らしい家電「炊飯器」を辞める日が来ようとは、正直思っていませんでした。
だって、これ以上楽な主食づくりはないですもんね。
おコメ入れてピ、ですもんね。
よく土鍋でお米を炊くと美味しいとか、そういう情報を見てましたけど、まさか自分がやるなんてこれっぽっちも思ってやしませんでしたよ。
だって、土鍋!
めっちゃくちゃハードル高そうじゃん。
料理下手なわたしに、できるわけないじゃん。
けど、頭の片隅にはひっかかっていたのです。
土鍋=おいしい。
土鍋=おこげできる。
土鍋=だんなさんが時々、反応する(笑)。
それに、炊飯器にも少し不満がありました。
炊飯器って、炊くこと自体は楽ちんだけれど、手入れするのがちょっと面倒じゃありませんか?
内側の蓋を外して洗ったり、排気口も定期的に外してきれいにしなくちゃいけません。
そもそも、大きい外側部分も結構汚れるので、拭き掃除したりしますよね。
(まあ、ほぼやっちゃいませんでしたが)
そんなとき、見たのがこちらの土鍋。
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え、安い。
土鍋って、思ったより安いんだ。
この値段なら、もし買って面倒くさくなって、そっと仕舞い込んだとしても、罪悪感少ない気がする・・・。
「ねえ、土鍋のご飯おいしいかな?」
ちょっと聞いたそばから、目を輝かせる夫。
後押しされるように、即ポチッたのでした。
三鈴陶器 ごはん鍋
料理に苦手意識のある、ズボラなわたし目線のメリット・デメリット、行ってみましょう!
メリット
省スペース(小さい)
わたしが購入したのは、3合炊きです。
思ったより小さくて、炊飯器と比べると本当にコンパクト。
直径約18センチ、高さが約16.5センチです。
これで3合、本当に炊けるの?
と最初は思いましたが、2合もしくは3合炊くことができるサイズです。
炊飯器が置いてあったスペースに設置すると、場所が余るくらい。
フライパンや鍋と一緒に、コンロ下の収納スペースに置くことも苦になりません。
手入れが楽
使い終わったら、食器と一緒に洗剤で丸ごと洗うだけ。
重いので落としたら怖いですが、そこに注意さえすれば、いたってシンプルな手入れ方法です。
炊飯時間が短い
お米に水を吸わせる時間と蒸らす時間をのぞいたら、コンロの火にかける時間は約13分だけ。
お味噌汁を作る隣で、あっという間にご飯が炊けます。
これ、びっくりでした。
土鍋って、もっと手間ひまかけて、ご飯を炊くものと思っていたので。
ちなみに、水を吸わせる時間は20分くらい、蒸らす時間は15分くらいなのですが、そのどちらも「放っておく」だけ。
ああ、わたしにピッタリの調理法(笑)。
そして、この土鍋は電子レンジに入れることもできます。
時間がたって冷めてしまったごはんを、そのままレンジで温められるってスゴイですよね。
とにかく、美味しい
土鍋にしてよかったのは、やっぱりとにかく美味しいこと。
多少お安めのお米を使っても、「旅館で出てくるご飯」のような味がします。
3分ほど長めに炊くことで、おこげも簡単にできます。
そして、炊き立てだけでなく、実は冷めたご飯も美味しい!
朝作ったお弁当を昼、冷めた状態で食べても、しっかりお米の味がする美味しいご飯であることに、驚きを隠せません。
おうち時間が増えて、お料理に力を入れる方が増えたと聞きます。
残念ながら、わたしの性分ではそれはできません。
でも「土鍋で炊いたご飯」が「とてもおいしいご飯」であるという事実によって、かなり家族に大きな顔をすることができます。
いや、なんか、すごい楽してるのに、主婦レベルが上がった気がする!
まあるい形で食育?
我が家の息子。
実は、小学校で給食当番になるまで、ごはんをしゃもじでよそったことがなかったのです。
いきなり小学校で当番になり、悪戦苦闘したらしく、ちょっと「しゃもじ恐怖症」になっていました。
でも、このまあるい形の鍋を食卓に乗せ、ごはんをよそおうとしていたところ、自分からしゃもじを受け取り、家族の茶碗に盛り始めました。
どうやら、この形と大きさが気に入ったようです。
食卓に乗せても、サマになる土鍋。
蓋を取った瞬間、ホカホカと湯気が立ったり、一気にごはんの香りが広がったり・・・そんな温かな時間が、食育にもつながるんだな、と感じました。
デメリット
重い
・・・本気で重い。
さすが土鍋、かなり重いです。
1600グラムあります。
特に使用後に洗うとき、落として割りそうで怖いです。
また、底の部分が、焼き物特有のザラザラした質感で、シンクに傷をつけてしまいそうで気になります。
わたしは、洗うときに100円ショップで買った小さなシリコンのコースターを敷いています。
シリコンは一緒に洗って、一緒に干しておけばいいので、手間なしです。
量が少ない
これは、試しにと思って3合用を買ったわたしが悪いのですが・・・。
大人ふたりと、小学生・保育園児の4人家族では、3合炊きは少なかったです。
とくにわたしは、料理から逃げている身。
ご飯もできるだけ多く炊いて、冷凍する派でした。
そのため、毎日炊かなければいけない3合は、ちょっと不便です。
みすずのごはん鍋は、1合・3合・5合・7合とそろっているので、いよいよ辛くなったら、買いかえてもいいかなと思います。
でも、そうすると土鍋自体が大きくなっちゃうんですよね。
5合炊きで、直径約20.5センチ、重さが2200グラムになります。
重・・・。
噴きこぼれに慌てる
炊き始めて8分目くらいから、小さな穴から蒸気が噴き出します。
蒸気だけならいいのですが、火加減が強すぎたりすると、一気に噴きこぼれちゃう。
使い始めて2週間もすると慣れてくるのですが、最初のころはいつ噴きこぼれるか、ビクビクしました。
ちなみに、強めの中火で10分くらい(お米の量にかかわらず、10分で沸騰させる)、蒸気が勢いよく出始めたら、そこからちょっと火を弱めて3分(+おこげ作るならもう少し)で完成です。
細かく書くと、こんな感じですが・・・それほど大した火加減は不要です。
慣れてくると、自分の使っているコンロとの相性もわかってきます。
ちなみに、わたしは強中火で8分目にタイマーを鳴らして、そこから1分ほど近くで様子見、蒸気が出てきたら弱火にして、そこから3分。
全部で12分弱で炊き上げています。
それぞれのご家庭のコンロによって、変動すると思うので、いろいろ試してみてください。
また、噴きこぼれそうなら、蓋をとってもいい、と公式HPに記載があります。
炊いている間に2回くらい蓋を持ち上げるようになってから、ほとんど噴きこぼれで失敗しなくなりました。
むすび
ごはんを、自分の火加減で炊く。
すごく贅沢な習慣だな、と感じます。
そして、めんどくさがりやでズボラなわたしでも、手が出せるほどのハードルの低さでした。
鍋のお値段も、ほんとハードル低かった!
ごはん好きで、土鍋炊きに興味はある。
でも日々忙しかったり、わたしのように料理に苦手意識を持っている方、一度、みすずのまあるいお鍋で試してみるのもいいかもしれません。
\プリンを作ってみました!/
それほどの手間じゃないのに、家族の毎日をちょっぴり豊かにできる、そんな気がします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、何かのお役に立てば幸いです。
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