「リボベジ」とは「reborn-vegetable(リボーンベジタブル)」の略。
日本語で「再生野菜」とも言われます。
野菜を料理する際、チョンと切ったヘタや根っこの部分を水につけておいたり、土に植えてあげると、にょきにょきっと緑色の葉っぱが茂ります。
この姿を鑑賞するだけでなく、ちゃんと収穫して食べられるのが魅力。
家庭菜園よりもグッとハードル低く、キッチンの片隅に小さな緑の庭を作ることができちゃいます。
ちょっと前のドラマ「凪のお暇」で、主人公の凪ちゃんが豆苗を育てたりしていましたね。
わたしも、キッチンカウンターで小さなガーデニングを始めました。
たいしたお世話も不要なのに、グングン伸びて収穫できる。
さらに緑に癒されるし、こどもの食育にもつながる。
いいことづくめの「リボベジ」。
気にはなってるけれど、実際にはまだ手を出していない方がいたら、今日の夕食準備からスタートすることをおすすめします!
準備するもの
ないです。
本当に、ないです。
芽が出そうな野菜と、その切れ端が入りそうなお皿やプラスチックパックがあれば、何もいりません。
お菓子の入っていたプラスチックも、有効活用できますよ。
小さな野菜を立てるのにちょうどいいです。
(ただ、このネギは失敗してしまったんですが・・・)
芽が出そうな野菜
ネットで調べると、たくさん情報が出てきます。
わたしが試したことがあるのは、以下のもの。
- 豆苗
- にんじん
- 大根
- ネギ
- カブ
このほか、クレソンやハーブなども、とても綺麗で収穫しやすいそうですよ。
それから以前、プチトマトを育てた際、枝が折れてしまったことがありました。
折れた枝をコップの水につけておいたら、見事に根っこが生え始め、あっという間に再生。
これも立派なリボベジですね。
リボベジの効能
生活のすぐそばに「みずみずしい植物」があることは、たくさんの幸せを運んでくれます。
緑に癒される
料理が趣味の方でも、毎日食事の準備をしていると、たまに疲れてしまうこともありますよね。
まして、わたしのようにズボラな人間は、手抜き料理ですら億劫。
そんなとき、まな板の向こうで可愛らしい葉っぱがフサフサ育っているのを見ると、ささくれた心に潤いが戻ります。
こどもの食育に
我が家には未就学児の女の子と、小学生の男の子がいます。
日々、成長する葉っぱをこどもに見せると、「きのうよりも、おっきいね!」と目をキラキラさせます。
そうやって毎日ちょっとずつ大きくなる植物を一緒に見つめられる時間は、本当に貴重だと感じます。
手を洗ったり、用もなく覗きに来たり・・・こどもは、キッチンによく姿を現しますよね。
そのたびに何となくリボベジくんが視界に入るのでしょう。
息子は、本当にリボベジ(とくににんじんの葉っぱ)を可愛がってくれます。
収穫すると、パセリのような見た目になるにんじんの葉っぱ。
こどもにはハードルが高そうな食材ですが、息子はニコニコ残さずに食べてくれます。
コーンの上に、にんじんの葉っぱを乗せています。
我が家では、当たり前のように登場する【なんとなくオシャレに見えるアイテム】です。
ちなみにそんな息子は今、【四葉のクローバー】を見つけたいのだとか。
散歩に行くたびに、ツメクサをじっくり見ていますが、なかなか見つかりません。
いっそ、キッチンで栽培しようかなと思っているところです。
収穫して食べられる喜び
なんといっても、一番うれしいのは食べられること。
こどもと一緒に簡単・清潔に収穫できますしね。
収穫で優秀なのは、やっぱり豆苗です。
2回の収穫は当たり前、3回目はハッピー、4回目・・・はあるのかな?
わたしは、3回目がときどき少し成功します。
かなりモッサー!となりますよね。
これがまた、かわいい。
豆苗には、朝の光が似合うなあ・・・なんて、キッチンでしみじみ思うほど、愛しい存在です。
むすび
部屋にかかさず花を飾ったり、観葉植物を大切にしたり・・・そういうふうに丁寧に暮らす方を尊敬します。
一時は真似をしようと試みましたが・・・。
わたしには、「食べられる」というご褒美が待っているリボベジが、一番性に合っているようです(笑)。
リボベジは、長くても数週間で終わるので、失敗が苦になりませんしね。
普段捨ててしまう部分で、こんなにも楽しめるリボベジ。
やらなきゃ絶対損です。
コストも場所も手間もかからないリボベジ仲間に、よかったらぜひどうぞ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が何かの役に立てば幸いです。
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