母乳だとママの生理再開は遅くなる、と言われていますね。
でも、わたしは2人兄妹を、それぞれ母乳で育てたのですが、どちらも生後半年くらいで再開。
ただでさえ育児疲れがたまってくる半年目。
病気ではないけれど絶好調ではありえない生理中に、一番近くのパートナー(わたしの場合は夫)がしてくれて嬉しかったことやして欲しかったことをまとめてみました。
まだ再開していない方の心の準備に、またパートナーの方の予備知識になれば嬉しく思います。
授乳中は生理は来ないもの?
授乳中は、生理が来ないから楽よ。
出産前、わたしは自分の母親からよくそう言われていました。
・・・が、結論から言って「授乳中でも生理は再開します」。
実際、授乳中に分泌されるプロラクチンによって排卵が起こりにくくなるため、生理が来ないと言われることが多いようです。
- 授乳期間
- 授乳回数
- 夜間授乳の有無
- 母体の回復
- ストレス
このようなことが、生理再開に影響していると言われています。
授乳の回数が減ったり、赤ちゃんが成長して夜間の授乳がなくなったりすると、生理再開が早まるとか・・・。
また、母体回復も大きく影響しているので、若いママほど早めに再開すると言われています。
が!!
わたしは完母(母乳のみでミルクを使わないこと)、当時6~7回/日の授乳、夜間授乳あり、そして40歳を超えていましたが、半年で再開しています。
通説がまったく当てはまらない・・・。
そうなのです。
通説はあくまで通説。
赤ちゃんが生まれたらすぐに生理が再開するかもしれないことをママは頭に入れておかなければなりません。
パートナーに願うこと
出産による体のダメージは交通事故並みと言われます。
時間とともに体力は回復してきても、後遺症のように骨盤が痛み始めたり、腰痛が悪化したりしますから、産後数ヶ月で元通りの生活など送れません。
そこに、生理のあの不快感・・・。
子育て現場がさらに過酷になることは、想像に難くないですよね。
そんなとき、一番身近な存在であるパートナーが支えてくれると、本当に嬉しいです。
とはいえ、赤ちゃんのお世話で疲れているのは夫も同じ。
生理は病気ではありませんから、何から何までやってほしい、というわけではないのです。
当時思っていたことを具体的に8つ、あげてみたいと思います。
- 眠らせてほしい
- トイレに行く時間がほしい
- こどもをお風呂に入れてほしい
- できるだけ外出を代わってほしい
- 夜間の寝かしつけを手伝ってほしい
- 物忘れを大目にみてほしい
- イライラを受け止めてほしい
- がんばったねと言ってほしい
眠らせてほしい
とにかく眠い。
本当に眠い。
赤ちゃんの夜間授乳で寝不足とか、そういう問題ではなく、生理中は眠くなります。
これは眠気を強くするプロゲステロンの分泌が盛んになるためです。
このプロゲステロンは妊娠中にも分泌されるので、妊娠初期にひたすら眠いと訴えていた妻を覚えている旦那さんもいるのではないでしょうか。
いつもはスマホニュースをチェックするような、ほんのちょっとのスキマ時間でもいいのです。
「こどもの相手をしてるから、30分横になっといで」と言ってくれるだけで、妻は安心して目を閉じることができます。
トイレに行く時間がほしい
こどもの世話に追われていると、トイレに行く回数が圧倒的に減ります。
目を離したすきに、こどもがいたずらをしたり泣いたりすると困るからです。
トイレに行ったとしても、いつでもこどもの声が聞こえるようにドアは開けっぱなし。
超ダッシュで終わらせて出てくることばかりです。
子育てママにとっては、これは日常茶飯事なのですが、そんな苦労に気づかないパートナーが世の中には多いようです。
朝、自分は10分もトイレにこもるくせに、妻のトイレ時間を気にかけたことのある夫はどのくらいいるでしょうか?
まあ・・・
「ちょっと!!わたしにもトイレにこもらせてよね!」とはさすがに言いづらい(笑)。
そして通常であれば、それほど困ることもないのでがんばります。
でも生理の期間中はそうもいきません。
多くを書きませんが、超ダッシュで出るのが難しいことは想像できると思います。
生理中に妻がトイレに入ったら、その間だけはこどものそばにいてもらえると本当に助かります。
ぼそっと小さく「急がないでいいよ」とか言ってくれると、照れ笑いしながら惚れ直します。
間違ってもこどもが泣いたからといって、「ママ呼んでるよー」とトイレまで連れてくるのだけはやめてくださいね。
こどもをお風呂に入れてほしい
個人にもよると思いますが、生理中はシャワーで済ます方が多いのではないでしょうか。
わたしもシャワー派です。
自分は湯船につかれないのに、こどもをお風呂に入れて温めてあげるのは、かなり大変な作業です。
生理開始の3日目くらいまでは、服を着たままこどもだけ洗髪したりして、びしょぬれになってしまうこともあります。
冬場も寒くて辛いです。
ひと月に数日だけのこの期間、パートナーができるだけ早めに帰宅して「お風呂はまかせろ!」と言ってくれたら、とても頼もしく感じます。
ちなみにうちの場合は、お風呂は夫の仕事になっていて、わたしよりも手際よく2人のこどもを入れてくれます。
ありがたいです。
できるだけ外出を代わってほしい
生理中は腰が重かったり、腹痛を伴ったりします。
赤ちゃんと一緒の外出はできるだけ避けたいのが本音です。
仕事帰りに「何か買ってくるものある?」と聞いてくれると、自分が大事にされていると感じて嬉しくなります。
保育園に通う兄弟がいる場合、もし送り迎えに間に合う時間ならば、最初の2日間だけでも代わってもらえるとありがたいです。
わたしは息子を保育園に通わせていますが、赤ちゃんを抱っこして、保育園の荷物を背負い、息子の手を引いて歩く道のりは、生理中には本当に苦行でした・・・。
夜間の寝かしつけを手伝ってほしい
下着や寝具を汚したくないので、生理中はできるだけ動かないように寝ます。
でも赤ちゃんが泣くと、そうはいきません。
起き上がってあやし、うまく寝てくれたら起こさないように横になります。
本当はトイレに行って確認したい気持ちを抑えているので、気になって朝までうまく眠れません。
授乳のタイミングではないぐずりなど、「寝てていいよ」と積極的にあやしてくれるとほっとします。
物忘れを多めにみてほしい
前出したホルモンの影響で、生理中はぼーっとすることが増えます。
わたしだけかもしれませんが、ぼーっとするだけじゃなく、実際にいろいろ抜けます。
多少の物忘れは、おおらかな気持ちで許してください。
イライラを受け止めてほしい
女性ホルモンのひとつエストロゲンは、生理中に減少します。
このホルモンにはリラックス効果があるため、減ってしまうとちょっとしたことでイライラしてしまうのです。
また、次のこどもを考えている場合は、生理が来たことによって今回は授からなかったことを知り、心のバランスを崩してしまうこともあります。
子育て中のストレスは男性にもたくさんたまっていると思いますが、この時期特有の嵐だと思って、優しく受け止めてください。
ちなみにわたしはイライラを夫にぶつけてしまったとき、とっさに「八つ当たりだけどね!」と語尾につけます。
イライラしているときには、自分が悪いとはこれっぽっちも思っていないけれど、いざ冷静になると「八つ当たりだった・・・」と気づくことが多いからです。
この言葉がつくことで、人格否定などではなく、ただの八つ当たりなのだと軽く思ってくれる・・・と信じています。
がんばったねと言ってほしい
生理が再開する。
これって、すなわち多かれ少なかれ母体に回復の兆しがあるということです。
出産という大きな出来事を乗り越え、赤ちゃんを我が家に迎え入れてから、再び排卵が始まったわけです。
「ふーん」ではなく、改めてしみじみと「がんばったね」とか「ありがとう」とか言ってもらえたら、本当に嬉しいです。
女性にとって、生理は正直めんどくさいです。
でも妊娠して出産し乳児を育てるという長い日々の中の節目として、生理再開の日をいつまでも大切に覚えていられると思います。
生理中だろうが仕事が忙しくてなかなか思うように気遣えない、という方がいらっしゃいましたら、無理をしなくて大丈夫です。
ただ一言「がんばってくれてありがとう」と口に出してみてください。
妻だって、夫ががんばってくれているのを知っています。
きっと生理中のどんよりした空気が、ただそれだけで少し晴れると思います。
自分で「ご褒美」を考える
して欲しいことばかりを書いてしまいましたが、自分自身でも気分をアゲていくことが大切です。
好きな音楽を聞く。
好きなスイーツを食べる。
乳児の世話に追われていると、自分の身体をいたわることが少なくなります。
毎月ある生理の数日間だけは、がんばっている自分へのご褒美の時間として、ココロもカラダも温かくして過ごしてくださいね。
むすび
以上、授乳中に生理が再開したとき、パートナーにしてほしいことを8つまとめさせていただきました。
ひと月の中ではたったの5日間、でも1年にすると60日間にもなる期間です。
お互いに協力しあって、幸せな家庭生活を送りたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、何かのお役に立てば幸いです。
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