娘の夜泣きのピークは、8ヶ月頃でした。
6ヶ月の終わりから、なんとなく夜中の2時や3時に目を覚まして泣き始めることが多くなり、8ヶ月には泣くことが日常化。
そんな時期もいつかは過ぎる。
そう分かっていても、泣いている娘はまさに「この世の終わり」といった表情でいたたまれなく、夫と二人で悪戦苦闘した日々でした。
今日は、夜泣きに際して効果があった(ような気がする)ことを記事にしてみたいと思います。
赤ちゃんは、十人十色。
正解はないかもしれませんが、どれかひとつでも、ヒントになれば幸いです。
夜泣きとは?
そもそも夜泣きとはなんでしょうか。
夜泣きとは、多くの日本の育児書などでは、「生後半年頃から1歳半ぐらいの赤ちゃんにみられる、夜間の理由のわからない泣き」をさしています。昼間はとても元気に遊んで、寝る前までは機嫌も悪くなかったのに、夜中になって急に泣きだし、いろいろやっても、泣き止まないという状態が、この時期の赤ちゃんに多く見受けられるからです。
オムツのムーニーちゃんのHPに、「夜間の理由のわからない泣き」と記載されていました。
もう、本当に「理由がわからない」んですね。
ここまではっきり言っていただくと、諦めやすいです。
はい。
夜泣きの様々な説
- 日中の刺激により夢を見て目覚める
- 睡眠のリズムが未発達のため、体内時計が狂う
- 古くは「疳の虫」が原因とされた
夢や発達や虫の影響・・・漠然としすぎて、さらに諦めモードです。
てか、虫って何よ。
我が家の対処法
とはいえ、泣いている赤ちゃんを前に諦めて寝るわけにはいきません。
できる限りの手をつくして、赤ちゃんとわたしたちの健やかな睡眠を確保しようと努力します。
オムツ、温度を確かめる
- ちょっとだけ様子をみる
- 抱っこする
- 抱く人を交代する
- 歩き回る
- 階段を上り下りする
- 電気をつけて一度完全に目覚めさせる
- 授乳する
- オムツ、温度を確かめる
赤ちゃんにとって不快な原因があれば、まずそれを取り除いてあげます。
オムツの汚れは、特に月齢が低いと嫌がって泣くので、確認必須です。
部屋の温度は、基本的にママが気持ちよく過ごせる温度で問題ないのですが、赤ちゃんを大事にするあまり、服や毛布をたくさん着せすぎていると、赤ちゃんは泣いてしまうようです。
よく、赤ちゃんの服は大人より1枚少なくてよい、という言葉を聞きますよね。
うちの場合、急に暑くなってきた5月に、着ていた下着を脱がしただけで泣き止んだ夜もありました。
ただ、この不快要素の確認は、電気をつけたり、「赤ちゃんの服を脱がす」というダイナミックな動きを伴います。
これね、赤ちゃんが目覚めてさらに泣く、という負のスパイラルに陥る可能性を秘めているんですよね・・・。
確かめないわけにいかないけれど・・・本当はそっとしておきたいのが本音です。
様子をみる
本当はそっとしておきたいな、と思って、ちょっとだけ息をひそめて様子をみたら、泣き止んだことがありました。
うえーん、とひと泣きしてからムニャムニャ・・・と何かをつぶやき、そのままスリープ。
え?
どういうこと?
調べると、どうやら赤ちゃんは夢を見て一瞬泣くことがあるようです。
いわゆる「寝言」ですね。
寝言なので、そのまま眠りに落ちてしまえば何の問題もありません。
しかし、この一瞬の泣きによって、赤ちゃん自身がびっくりしてしまい、本泣きになることも多いです。
うえーん、と泣いたら、とりあえず気を落ち着けて静かに様子見。
本当に泣いてしまったら抱き上げて対応する、くらいの余裕を持つくらいがいいのかもしれません。
ちなみに海外では、赤ちゃんが泣いても別の部屋に一人で寝かすことがあるようです。
放置する、という意味ではなく、赤ちゃんの自立を促すためだそうです。
泣いても誰も来ないため、やがて自分で眠ることを学習するらしい・・・
でも、学習するまでの間、我が子が泣いている声を聞くのも、やっぱりツライ気がしますね。
抱っこする
抱き上げて、ゆらゆら揺れてあげると、赤ちゃんは気持ちいいそうです。
夜泣きの赤ちゃんは、すでに半年を超えていますから、それなりに体重が増えています。
夜中に結構な筋トレですが、がんばります。
ゆらゆら、ゆらゆら。
時々スクワット。
ゆらゆら、ゆらゆら。
またまたスクワット。
これで泣き止んだら、かなりラッキー。
抱く人を交代する
ママが抱っこしていて泣き止まず、パパに変わったとたん泣き止む、ということも多くあります。
逆もしかり、です。
人が変わることで赤ちゃんの気分が変わるのかしら。
夜間の寝かしつけは、本当にメンタルを削られます。
その意味でも交代で抱っこをする、というのはとても効果的だと思います。
もし、ひとりで長い夜をがんばっていらっしゃるのなら、「人が変わると泣き止むみたいよ?」と助けを求めてみてくださいね。
歩き回る
赤ちゃんには、抱かれたまま動くと泣き止む本能があるそうです。
「輸送本能」といって、哺乳類が外敵から逃げるときに、親が少しでも楽に赤ちゃんを運べるように、赤ちゃんがおとなしくなるというDNAのなせるわざらしいです。
泣いている赤ちゃんを抱いて、ただひたすら、ただひたすら、ただひたすら歩きます。
数分で赤ちゃんが落ち着いて静かになりますよ。
でも、眠るかどうかはまた別の問題という気がします。
立ち止まると、高確率で泣き始めるので。
歩いて、揺れて、スクワットして・・・いろいろ組み合わせが必要なんですよね。
親って大変。
階段を上り下りする
もし家に階段があるのでしたら、抱っこしながら上り下りをしてみてください。
我が家の赤ちゃんは上の子も下の子も、1クールする頃には泣きやみ、2クールで落ち着きました。
娘の場合、歩き回るよりも階段のほうが、高確率で目をつむりました。
ただ、夜なので足元にはくれぐれもお気を付けください。
赤ちゃんが目をつむったら、すかさず眉毛や耳をそっと触ってあげましょう。
指先には「眠れー眠れー」と強く念を込めますが、あくまでもソフトタッチで。
赤ちゃんの口が半開きになり、だんだん眠りに落ちていく姿は、とてもかわいいですよね。
電気をつけて覚醒させる
何をしても泣き止まない場合、わたしは一度部屋の電気をつけてしまいました。
名前を呼んで目覚めさせ、目を見てにこっと笑ってあげると、赤ちゃんはキョトンとしながらも泣き止みます。
この後、再び寝かしつけを行うと割とあっさり寝ることがあります。
逆にすっかりゴキゲンに目覚めて、「夜泣き」ならぬ「夜遊び」を始めてしまうこともありますので怖いです(笑)。
授乳する
こればかりは交代が効かない方法ですが、最強に近い方法です。
お腹が空いているときはもちろん授乳しますが、さほどお腹が空いていなくても、赤ちゃんは口寂しくて泣いてしまうことがあります。
ママの匂いに包まれる授乳は、赤ちゃんにとって一番安心する空間なのかもしれませんね。
しかし、抱っこして授乳している間はよく寝るのに、いざ布団に降ろすときにまた泣いてしまう赤ちゃんは多いもの。
赤ちゃんの背中に目覚めのスイッチがついている、というのは本当だと思えてしまいます。
寝ながら授乳を行う添い乳については、ママの体の負担が減る一方で、窒息の危険や、クセになってしまう説、虫歯説・・・賛否両論ありますよね。
もし行う際には赤ちゃんの様子に気を配りながら行ってくださいね。
おまけ:揺れる抱っこ椅子
残念ながら、こちらはわたしの経験談ではないのですが・・・
寝かしつけの「抱いて揺れる」ポイントを押さえつつ、椅子なので「らく」という商品があるようです。
世界初の寝かしつけ抱っこチェア「LaLaCoチェア」です。
バネの反動で浮遊感のある上下揺れを作り出す椅子で、首が座ったあとの赤ちゃんへ、すぐ使用することが薦められています。
0歳児の寝かしつけは、かなりの確率で成功するのだとか。
3分~5分で眠っちゃう、ってすごいですよね。
出産祝いに、コレお願いしたかった!!
(自分で買うにはちょっと高い・・・)
むすび
以上、娘の夜泣きに困り果てつつも乗り越えてきた我が家が、効果があるかもと思った方法をご紹介しました。
夜泣きはいつか終わることが分かっていても、先の見えないトンネルの中にいるようで辛いですよね。
ただ、本当に夜泣きは絶対終わります。
なかなか寝なかった上の息子は、妹がいくら耳元で夜泣きしようともビクともせずに朝まで眠り続けています。
生きてるのか、と生存確認をしたくなるほど深い眠りに包まれています。
そのくらい寝てくれる日が、必ず来るのです。
この記事が今、同じように苦しい夜を過ごしている方の力に少しでもなれることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、何かのお役に立てば幸いです。
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