夏休みに入って、自宅でドリルやワークをする時間が増えた6歳の息子。
その横で、2歳の娘が目を輝かせて「あたしもー!あたしもー!おべんきょうするー!」と言うので、学習絵本を購入しました。
小学館「めばえ」です。
以前も買ったことがあるのですが、そのときはまさしく付録目当て。
今回の目的は、ズバリ「お勉強」です。
小学館「めばえ」
「めばえ」とは、小学館から出ている2・3・4歳向けの学習絵本です。
親と子をつなぐ、2・3・4歳の学習絵本アンパンマン、きかんしゃトーマスや人気キャラクターと一緒に、お店やさんごっこや乗り物あそび、シールあそび、ドリル、さがしっこ、めいろ、パズル、工作、お絵かきなど、様々なあそびを体験できる一冊。大好きなパパ・ママとのあそびを通して、心の成長と絆が深まります。(「めばえ」ホームページより引用)
「めばえ」という言葉の響きが、とてもいいですよね。
草や木が芽吹く、成長のきざし。
ちょこんと頭をだした、柔らかな芽は、たしかに2~4歳のこどもたちに重なります。
キャラクターが豪華
登場するキャラクターが、豪華かつ人気者ばかり。
アンパンマン、トーマス、キティちゃん、ベビーバス、ドラえもん、すみっコぐらし、トミカ・・・書ききれません。
毎回、表紙にニコニコしたアンパンマンがどーんと描かれています。
アンパンマンラブな娘は、吸い寄せられてしまうんですよね・・・すごい吸引力。
付録
付録は、組み立てて遊ぶタイプのメイン付録と、雑誌の中に貼りつけて遊ぶサブ付録があります。
それから、シール等こまごましたものも付いてきます。
メイン付録のベースは、紙です。
部品などにはプラスチックが使われていて、しばらく遊んでもすぐに壊れてしまうようなことはありません。
飽きたころに、うまくヘタる感じです(笑)。
サブ付録は、「めばえ」本誌にテープで貼りつけて作るタイプ。
これがちょっとクセモノで・・・毎回、使い終わったあとの片付けに困ります。
正直、こどもの食いつきはすごくいいんです。
今回であれば、アンパンマンたちとバーベキューするセットだったのですが、作っているそばから、ずっと遊んでいた!
厚紙を切り抜いて焼く材料を作ります。
焼きそばだの串だのマシュマロだの、本当にいろいろなものがセットされています。
喜ばないはずがない。
でも、これ・・・終わったあとは、バラバラな小さい紙片なんです。
片付け用のポケットも、ちゃんと用意されていますが、立体に折ったトングとかはどうするの?って感じで、しばらく机に放置されていたりします。
毎回、少し頭が痛いですが・・・それでも、こどもが大喜びするので、やっぱり一緒に作って、一緒に遊んでしまうんですよね。
一度、ちゃんとしまう場所を決めないとダメだな、と反省しています。
お勉強
学習えほん、と呼ばれているとおり、たくさんの「お勉強」がつまっています。
- 迷路
- シール貼り
- 知育よみもの
- 絵探し
- ものがたり
- クイズ
- 鉛筆でなぞる
- クレヨンで描く
- 声を出して読む
- 数を数える
などなど・・・。
大好きなキャラクターと一緒に、いろいろ挑戦することができます。
娘も、小さな手でシールを台紙からはがし、絵合わせ感覚でシール貼りを楽しんでいました。
できると、「やったあ」とガッツポーズ。
えんぴつも、お兄ちゃんの見よう見まねで、上手にちゃんと握っています。
文字を書くことはまだできませんが、アンパンマンの「ぐんぐんドリル」は、見ているだけで嬉しそうでした。
アンパンマンの「ぐんぐんドリル」、監修は東京大学の汐見先生です。
ご存知の方も多いですよね。
Eテレの「すくすく子育て」によく登場される、おひげの先生。
優しい言葉で、いつもママとパパの味方をしてくれて、上の息子が0歳の頃からずっとお慕い申し上げております!!
こんなところで、お名前を拝見するとは!
ぐんぐんドリルは、毎月「めばえ」に掲載されているのですが、それをまとめた最新刊が出たようなので、ちょっと買いたくなってしまいました。
リンク
娘の好きな、ロールパンナちゃんとポッポちゃんは、出てくるかな・・・?
下の子の「お勉強」に思うこと
今回、娘に「おべんきょうしたい!」とはっきり言われて、少し反省しました。
お兄ちゃんには、今まで「おべんきょうしたい!」と言われたこともなかったし、「勉強する?」と聞いたこともありません。
でもそれは、彼がただ、のんびりした性格だからというだけの話ではないのだということに気づいたからです。
彼は、初めてのこどもだったこともあり、0歳の頃からずっと「しまじろう」(こどもちゃれんじ)にお世話になっています。
通信教育は、その年齢に合わせた教材が毎月届きます。
だから彼は、その時々の欲求に合わせて「お勉強」できていたのでしょう。
娘は、お兄ちゃんが使っていた「しまじろう」の教材を、自由に使っています。
2歳のころの教材でも、3歳過ぎてから使うはずの本でも、なんでも手に取ってながめています。
だから、わたしは安心してしまっていました。
この子は、ちゃんとやりたいお勉強をしているって。
でも、本当はそうじゃなかった。
もちろん、たくさんの本や教材(エデュトイ、と呼ぶそうです)に囲まれて、いろいろな刺激を受けていることは事実です。
けれど、まだまっさらな自分だけの本で、目の前で付録を組み立ててもらったり、新しいシールを貼ったり、そういうことをしてみたい気持ち=お勉強へのあこがれに、ちゃんと向かい合っていなかったのかもしれません。
下の子は、好奇心が旺盛で、なんでも楽しむタイプ。
今、うちにある絵本やおもちゃやエデュトイで、いつも楽しそうに笑っています。
でも、こどもにとって「お勉強」という言葉は、ちょっと特別ですよね。
この4月に小学校にあがったお兄ちゃんが、新しいランドセルに新しい教科書をつめている姿をじっと見ていた娘なら、なおさら。
夏休みのドリルをウンウン言いながら解くお兄ちゃんの横で、椅子にちょこんと座り、「めばえ」を開く娘を見ていて、そんなことを考えていました。
とはいえ、すでに3~4歳の「こどもちゃれんじほっぷ」を見ている2歳の娘。
上の子の影響を受けて、下の子は、ちょっとずつ先取り学習をしてしまう傾向にあると思うので、その点においても、「2~4歳」までをターゲットにした「めばえ」は、背伸びしたページも豊富で、ちょうどよかったように思います。
むすび
おもちゃは誕生日とクリスマスしか買わない、と言い聞かせています。
でも、本屋さんなら、心もち財布の紐をゆるめて付き合おうと考えています。
その線引きはどこなの?と聞かれると、ちょっと答えに困るんですが(笑)
本屋さん=行ったら楽しい気分になるところ。
そんなふうに、小さな胸に認識してもらえたら嬉しいなと思うから。
ネットで本を注文できる、とても便利な世の中。
それでも、家族で手をつないで、本屋さんの棚の間を歩いて探す、その時間を楽しんでもらえたら、それが一番の勉強なのかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、何かのお役に立てば幸いです。
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